当ロケテストは既に終了しています。この記事に記載の内容はロケテスト当時のものです。

・はじめに

UFOプラスとは、セガが開発中の新規サービスで、新宿、町田、川崎、八潮の4店舗でオープンベータテスト(試験運用)しているサービスです。セガプラトンを使ってる方には、あれのサービスをクレーンゲームに特化させたようなものをイメージしてもらうとわかりやすいかも?
このUFOプラスで使えるクーポン機能はおおまかに分けると3種類。

・回数券機能
これは言わずもがなですね。こちらでは改良が加えられていて、詳しいことは後述しますが筐体で遊ぶだけでボーナスチケットを手に入れることができます。(セガプラトンはアプリ内での事前一括購入のみ)

・全店舗で使えるキャンペーンチケット配信
これはセガが配信する、対象店舗共通で使えるタイプのクーポン。次の店舗キャンペーンと異なって、複数枚ある場合は任意の店で任意の枚数使うといったことが可能です。セガプラトンでいうなんか定期的に配信されてくる無料チケット的なあれと考えてもらうとわかりやすいかも。

・店舗限定クーポン・キャンペーン機能(※ベータテスト中は非実施)
これはベータテスト段階では非実装ですが、後述するMy店舗登録を利用することで、店舗限定のクーポンやキャンペーンを利用することができるようになる予定だそうです。

ベータテスト実施店舗(4/15時点)
クラブセガ新宿西口(東京都新宿区)
ラウンドワン町田(東京都町田市)
シルクハット川崎ダイス(神奈川県川崎市)
THE 3RD PLANETフレスポ八潮(埼玉県八潮市)
アプリ内で配信されるクーポンは上記4店舗共通で利用可能です。見てわかる通りではありますが、後述の通りシステム上セガ以外の店舗でも利用可能なサービスになっているので、プライズゲームの営業の幅が広がるとも考えられます。
以下システムについて実際に使ってみた話でも。


・基本的な利用方法

ベータテスト実証実験店舗に置かれている立て看板。写真はシルクハット川崎。

※画像の文字が読みにくい方は長押しまたは右クリックで別窓で開いてくださいスンマセン
当たり前なんですが、このサービスはセガプラトン同様専用アプリ(現段階では開発名称のUFOプラス)をまずインストールする必要があります。ベータテスト段階なので、TestFlightアプリが必要です(iOS利用者のみ)。
アプリの会員登録は現段階ではニックネームの登録のみです。本格的にサービスが開始してからメアド登録とかするのかも?
左側のパネルに書かれている使用方法の通りで、このアプリはシンカターミナルのような外部装置が不要なシステムになっていて、UFOキャッチャー筐体と手持ちのスマホのみで完結するようになっています。筐体のシステムソフトウェアにこのアプリに対応するためのコードを追加しているようなものですね。

対象機。画像はセガのUFO CATCHER 9。
対象機のポップ

現段階での対象筐体はセガ製のUFOキャッチャーのうち、比較的新しい筐体(川崎はUFO CATCHER 9 (画像の筐体)に加え、Triple Catcher Triple)が対象になっているのですが、そもそもここは大半がセガ製なのでだいたいどの台を選んでも使えるみたいな感じでした。(他社製の筐体は対象外なので、スイートランド等では使えない)
また、店舗によって対象か対象じゃないかが異なる為、アプリ内で対象店舗を検索することもできます。この辺りはセガプラトンの技術を使ってるような感じがしますね。とはいえ、ベータテスト段階では上記4店舗のみですが。一応都道府県別で一覧表示したり、特定のキーワード(ラウンドワンやセガといった店舗名や、町田や八潮のような地名)での検索も可能です。

対象機のモニター。QRを読み取るとアプリのDL画面に遷移します。
※QRコードは加工済み

対象機のモニターはこのようにUFOプラスのアイコンが表示されていて、このアイコンをタッチするとQRコードが表示されます。このQRコードをあらかじめインストールしておいたアプリで読み取り、それからコインを投入するのが一連の流れ。前述の通り、一定回数コインを投入すると、1回分のプレーチケットが手に入ります。
コイン投入後は通常通りクレーンゲームを遊ぶのみ。未検証ですが一度に複数枚のコインを投入しても、対応するだけのポイント(後述)が貯まっていくと考えてよさそうです。


・プレーチケット(クーポン)のしくみ

しきりに話に出てくるプレーチケットですが、これは筐体に1000円投入するごとに1枚手に入るものです。アプリ上では100円=1ポイントとして蓄積されて、10ポイントたまると自動で100円分のプレーチケットに変換される、という仕組み。このシステムに関してはアプリと筐体が通信している状態で筐体にコインを投入する必要があるため、筐体のQRを読み取らずに(ログインせずに)コインを投入したり、接続がタイムアウトした場合にはポイント付与対象外になります。なので可能なら安定した通信環境でやるのが望ましいです。
「1000円で1回ボーナスって回数券と同じじゃない?」と思ったそこのあなた、その通りで、先にも話した通り、セガプラトンにおける回数券サービスを、より使いやすくしたようなものとイメージしてもらうといいかも。例えば、A筐体で300円プレイしたのち、B筐体で700円プレイしたとします。この場合でもプレーチケットが貯まりますし、店舗Aで500円、店舗Bで500円遊んでもプレーチケットが貯まります。これは現時点である情報では店舗系列に依らず使えるものなので、店舗Cで手に入れたチケットを使うなんてことも可能になります。セガプラトンではセガ系列かつアプリ対象店舗のみでしか使えなかったので、そのサービスを別系列店舗のUFOキャッチャーでも使えるようにした…機能拡張されたみたいな感じですね。
ベータテスト期間中はアンケート回答で5クレ分のクーポンがもらえるので、近くに実証実験店舗がある方はぜひ試していただきたいです。

なおこのクーポンを使用する場合、筐体設定における100円=1プレイにならない設定、および100円~500円の各料金で1プレイにならない設定のいずれも満たす場合においてはクーポンの使用ができません。ただし一度に複数枚を使用することはできるので、300円1プレイの筐体に一度にクーポンを3枚使用して1回遊ぶというような使い方は可能です。600円以上の設定には言及されていないのでなんとも言えませんが、店舗によっては900円1プレイの設定があったりするので、そういった台で使えるかは実際に運用が始まってから決める可能性はありそうです。事実上900円までは設定できますしね。
ただし、筐体側の設定により一度に投入できるクレジットの制限がある為、上限を超えて使う場合は一度クレジットを消化する必要があるようです(上限投入後、一度クレジットを確定させて都度消化すれば追加投入は事実上無限にできる)。

・クーポンを使用して遊ぶ方法

クーポンを使用している状態の画面。下に表示されている制限時間内に下記の手順でスマホ側でクーポン使用操作を行う必要がある。
この画面でログインできていればOK。
使用したいクーポンを選択
この画面になればOK。
クーポン利用のみで獲得できる景品の例。こちらは坂道。
例2。こちらはタワー設定で手前に落とす。

※筐体にログインするところまでは通常のプレイと同じです。
筐体にログイン後、アプリ側でクーポンを選択できるようになるので、コインを投入せずに(コイン投入をするとクーポン使用がキャンセルされる)クーポンを選択し(一度に選択できる枚数は筐体使用上限まで)、下のクーポンを使用するをタップすると、選択した枚数分のクレジットが筐体の画面に表示され、筐体側でOKのボタンをタッチすると、その分のクレジットが投入される仕組み。クレジット消化後はスマホ上でさらに追加してクーポン投入ができるようになるため、クーポン利用のみで景品を獲得することも可能です(実験済み)。目安はペイアウト設定が500円~800円程度。クーポンの枚数的にタダで景品を取るとすればその辺が限度でしょう。なのでタダで取れるといっても、単価が低いお菓子類がせいぜいいいとこな感じです。シルクハット川崎はチロルチョコ、ラングドシャタワー、餅あたりが狙いどころです(いずれもペイアウト設定が300円~800円に収まる)。店によって狙いどころが変わるので(アクリルスタンドが狙い目になる店もある)、そのあたりは実店舗で探してみれくださいね。


・実際に使用した所感

今やゲーセンの売り上げはクレーンゲームが支えているといっても過言ではない時代になりました。そういった事情があるためか、クレーンゲームは台設定の当たり外れが大きく、外れを引くと5000円入れてもなお景品が落とせないといったことも十分起こりえます。そういったこともあってか、クレーンゲームは売り上げが大きい反面、店舗のレビューの評価でもこのクレーンゲームの落としやすさだけで評価されている例も多く、(個人的にはなんだかなぁと思いますが)クレーンゲームのイメージの改善や、より遊びやすくするようなシステムの構築はあってもいいかなと考えてはいました。セガプラトンにおける回数券がいい例ですね。
そういった意味では、クレーンゲームの売り上げアップが見込めるサービスとしてはやはりアリなのではないだろうか、といったところです。外部機器が不要で対応筐体さえあれば導入できるというメリットが非常に大きいなと思います。セガのサービスなので、対応筐体はセガの最新のクレーンゲームに限られるとはいえ、それでもセガ製のUFO CATCHER 9やUFO CATCHER Tripleあたりは大手では必ずあるといっても過言ではないほどによく見る筐体なので、初心者から上級者まで使えるアプリかな、と。やっぱり何千円も入れても取れないとなると損した気分になりますしね。多少なりとも損した気分を和らげるという意味ではいいんじゃないかなと思います。低評価レビューはなくならないだろうけど
個人的には設定確認のテストプレイをするのに100円入れなくていいのがメリットが大きいなと感じています。というのも、クレーンゲームは台の当たり外れが大きく、それはアームの設定に大きく依存しているため、どうしても設定の確認をするために100円入れる、ということは多々あります。それをただでできるならこの上なく有難いのです。
個人的には既存のセガプラトンと並行してサービス展開されるといいなと思っています。まだベータテスト段階の実証実験中なので、どの程度の声が反映されるかはなんとも言えませんが、とりあえず動きがもっさりしているところさえ改善されればあとは十分すぎるくらいの機能かなと思います。
実証実験は5月中旬~下旬まで(店舗により終了時期が異なります)行っています。気になる方はぜひ現地で体験していただけたらなと思います。

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