店舗名：タイトーステーション秋葉原(期間限定PR店舗)
エリア：東京 / Tokyo
公式サイト：公式トピックス
住所：東京都千代田区外神田1丁目 秋葉原駅1F改札内イベントスペース
営業時間：11:00～21:00
駐車場：なし
喫煙：不可
交通機関：JR秋葉原駅構内
行脚のはなし
タイトーステーション系列店舗は、2015年10月19日から、順次電子マネー決済サービスを導入し始めました。ローンチ店舗は新宿区のタイトーステーション新宿南口(プレスリリース)。アミューズメント施設での電子マネー決済システム自体は、かつて東京都品川区にあったクラブセガ大崎で、Edyを使用した決済の実証実験が行われていましたが、こちらはほどなく閉店し、以降しばらくはゲームセンターでは現金のみで遊ぶのが主流でした。
一方、2010年3月にはKONAMIが筐体上で決済が可能な電子マネーサービスPASELIを発表。コナミ系のゲームはコインレスで遊べるようになりました(ローンチタイトルはクイズマジックアカデミーVII)。懐かしいですねw
そして時は流れ、2015年10月になって、ついにタイトーがすべてのアミューズメントマシンで使用可能な決済システムを導入し、いよいよゲームセンターのコインレス化が本格的になりました。これはPASELIとは違い、筐体に追加で電子マネー決済端末を設置し、それによって決済を行うというもので、当初から交通系電子マネー、nanaco、WAON、Edyに対応していました。筐体内での決済ではなく、外部端末での決済なので自由度が高く、またどんな機器にも設置できるという点でも評価が高いです。
当時はキャッシュレスとはまだまだかけ離れた世界でもありましたが、その後に急速にキャッシュレスが普及するとともに、コナミがシンカターミナルを発表(ニュース)、セガのゲームセンターも順次電子マネー決済に対応していきました。
タイトーの電子マネー導入は、その後の未来を見据え、顧客ニーズに応える形での導入だったと言えます。確かにSuicaの普及率は当時からかなり高かったので、そういう意味では”新たな顧客を獲得する”という観点からも、電子マネー導入は自然な流れだったのかもしれません。
この店舗はプライズゲームのみの設置でしたが、アミューズメント施設で電子マネーが使えるようになったことをPRするといった意味では最高の立地だったように思います。なんせ秋葉原はゲーセンが日本で一番多く密集しているゲーセン激戦区ですからね。
イベントは2015年11月20・21日の2日間行われました。今では当たり前になったゲーセンのキャッシュレス決済は、当時はとても画期的だったのです。